DICカラーガイド(1・2・3)及びDICカラーガイドパート2(4・5・6)に収められた1,280色の特色をCMYKのプロセスカラーで再現。
●DIC カラーガイドは該当するDICナンバーのインキを単色のベタで刷った色見本ですが、実際の印刷ではこれらの色をプロセス4色で擬似的に表現することが多い のです。カラーガイドの各巻末に収められている「プロセス4原色インキ・アミ点データ」の部分を実際にプロセス4色で刷って色見本の一覧にしたものです。
●カラーガイドの色再現範囲と、プロセス4色の掛け合わせによる色再現範囲では大きな差があります。色によっては、近い色まで表現できる色、差がある色、大きく差がある色があり、これらに「*」を付けその数が多いほど差があることを示しています。
●DTP が普及する前のデザイナーは色指定紙と言う指示書をつくりこれにこの網点パーセントを使って色を指示していました。DTPの普及した現在でも、パソコン上 で色を作るときDTPソフトではプロセス4色(CMYK)の網点パーセントを入力することが一般的です。しかし、色見本が存在するものや、DICナンバー 等ですでに指定されているものをプロセス4色で表現するときに参考となる資料です。
●特に、色再現に大きな差が出るような色に関しては、特色を使用するか否かの指標ともなります。また、刷り上ってからその差異に気付くことのリスク軽減にも役立ちます。
●最もポピュラーな印刷方式であるオフセットのプロセスカラー4色で印刷したカラーガイドです。
●印刷条件は特別なものではなく、通常の商業印刷が行われる状態で印刷されていますので、最も現実的かつ実用的です。
●DICカラーガイドとの併用で、オフセットのプロセスカラー4色での印刷と特色での印刷との差異が一目瞭然にわかります。
●色の表示の順番はDICナンバー順になっていて1ページに20色が表示されています。
●各色の下部にDICナンバーの正規の表記とプロセス4色の掛合わせバランス(%)が記載されています。
●用紙もプロセスカラー印刷で標準的に用いられるアート紙を使用しています。
●網点線数も標準的な175線のスクエアドットを使用しています。
●プロセスカラー4色インキはC=シアン(藍)、M=マゼンタ(紅)、Y=イエロー(黄)、K=ブラック(墨)です。
"*"なし:比較的色差が小さい色
"*"1つ:色差が大きい色
"*"2つ:特に色差が大きい色(メタリック色、蛍光色) |