徹底図解だから、わかる!
クリエイターのための著作権の教科書
コンテンツのデジタル化やマルチユースが進むなか、著作権の知識は、今や仕事と暮らしに欠かせないものとなりました。
本書では、ものづくりの現場に必要な著作権の知識を、法律の勉強は初めてという方も無理なく学べるよう、簡潔な文章とポップな図表で、徹底的に解説してい
ます。さらに、面白法人カヤックや株式会社魔法のiらんど といったコンテンツ制作の第一線企業や、業界団体を取材。著作権マネジメントの実際をレポート
します。
創作と利用2つの立場で、実践できる知識が満載。Web・モバイル/広告・グラフィックデザイン/映像・CG/ゲーム/プロダクトなど、コンテンツ業界で活躍するクリエイター必携の一冊です。
基礎を学ぶ
第1〜5章では、著作権制度の基礎知識を、関連制度と絡めながら紹介しています。見開き単位の解説と豊富なイラストで、初めて法律を学ぶ方をサポートします。
運用の実際を知る
著作権の相談に対応する業界団体や、制作会社などを訪問し、著作権の運用を取材しました。第6章は、著作権の実際を知ることができる内容です。
今後を考える
著作権をめぐる動きや課題を紹介し、コンテンツビジネスのこれからと、その対応について考察しています。
[資料]著作権に関する重要判例
過去の裁判例を紹介しています。「著作者と著作権者」「侵害への対応」など、テーマごとに分類し、検索しやすい構成です。
目次
第1章著作権の背景
- コンテンツ産業と著作権
- 知的財産権と著作権(1)
- 知的財産権と著作権(2)
- 著作権の歴史
- 国の取り組み
- まとめ
第2章著作権のあらまし
- 著作権法の目的
- 著作物の定義
- 著作物の種類
- 著作者と著作権者
- 例外的な著作者
- 無方式主義
- 保護期間
- 著作権をめぐる国際条約
- まとめ
第3章著作権の仕組み
- 著作権の仕組み
- 著作者人格権と著作権(財産権)
- 著作者人格権
- 著作権(財産権)(1)複製権
- 著作権(財産権)(2)公衆送信権
- 著作権(財産権)(3)上演権・演奏権、上映権、口述権、展示権
- 著作権(財産権)(4)譲渡権・貸与権・頒布権
- 著作権(財産権)(5)翻訳権・翻案権
- 著作隣接権
- まとめ
第4章実践のための知識 利用するとき
- 著作物の利用
- 著作権の制限
- 著作権の制限(1)私的使用のための複製
- 著作権の制限(2)引用
- 著作権の制限(3)美術品・写真・建築関係
- 著作権の制限条件と制限内容一覧
- 利用許諾契約による利用
- 著作権(財産権)の譲渡による利用
- 裁定による利用など
- 著作権を管理する事業者
- 登録制度
- 外国の著作物の扱い
- 利用までの確認事項
- まとめ
第5章実践のための知識 侵害されたとき
- 権利を侵害する行為
- 権利が侵害されたら(1)
- 権利が侵害されたら(2)
- 著作権侵害に関する罰
- 保護や侵害に関する規定
- まとめ
第6章現場レポート
業界別レポート
- 広告・グラフィックデザイン業界
- 広告写真業界
- ゲーム業界
- 映画業界
クリエイターの現場
- 面白法人カヤック
- 株式会社魔法のiらんど
- バタフライ・ストローク・株式會社
- 株式会社ネイキッド
- 株式会社タカラトミー
- まとめ
第7章著作権をめぐる動き
- 技術の進歩と著作権
- デジタル化・ネットワーク化への対応
- 著作権と情報モラル
- まとめ
コラム
- マルシーマーク
- 公と公衆
- 外国法での著作権を制限する規定
- 盗作 とは
- パロディとは
- 表現する際の著作権以外の留意点
- クリエイティブ・コモンズ
資料著作権に関する重要判例
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