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視覚デザイン

デザインサポートシリーズ

視覚デザイン

判型:B5変型 / 総ページ数:128 / 発売日:2009年12月18日 / ISBN:978-4-86267-074-8 / 著者:南雲 治嘉
販売価格1,980円

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発注書PDF 03-3478-6161
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「視覚」をテーマにした実践的デザイン教科書

人間は「視ること」を「視せること」に応用できたことで 何を学んだのでしょうか? クリエイティブを行ううえでこのことは基本であり、重要なことです。

本書では、「視覚」をテーマに、その原理から歴史を デザインの視点からなぞり、「視覚構成」、「視覚心理」、 そして応用としての「デザイン基礎技法」まで展開します。

何気なく日常「視えている」ことには、じつは深い意味があり、 それはデザインする姿にもつながっています。 段階的に読み進むことで、あなたの制作物のヒントまでが視えてくるはずです。

視えるとはどういうことか?(第1章)

本書では「見る」と「視る」を使い分けています。「見る」は、ただ漠然と見ている状態であり、「視る」は意識や意図を持って見る場合に使用します。
視えるというのは、ただ外の風景を見ているだけというわけではありません。視るとは、脳の働きで起きています。本書では「視える」メカニズムの謎を解き明かし、それがデザインにどう活かせるか紹介しています。

錯視と見せ方(第4章)

人の眼にはときに見間違いを起こす「錯視」があることは、よく知られた事 実です。そのため時として、錯視を意識したデザインをしなければなりません。例えば数字の「8」は、同じ円を上下に置いたときに上の円の方が大きく見える 「誇大視」という錯視を意識し、上の円を小さくすることで安定感を生み出し、見た目の美しさを実現しています。

デザイン手法(第5章)

デザインが通るかどうかは、企画書とプレゼンテーションで決まるといって 過言ではありません。そのためには、顧客との目的の共有(着想段階)、アイデア出し(発送段階)、アイデアの具現化(制作段階)というプロセスが欠かせま せん。本書では、それぞれのプロセスについて、どのように取り組めばよいのか、図解で分かりやすく解説しています。

目次

第1章

視覚の原理

(1) 視えるとはどういうことか

  • 眼の誕生
  • 眼の構造
  • 視える仕組み
  • 形が視えるまで
  • 図と地が視せる
  • 距離の感覚
  • 高さの感覚
  • 色の知覚

(2) 視る目的とは

  • 最初に視たもの
  • 何を視ようとしたか
  • 仲間の意識
  • 自然を読む
  • 食料の判別(生存)
  • 敵の識別(国家)

(3) 視せることの意味

  • 視えないものを視せる
  • 化粧の意味
  • 入れ墨の意味
  • なぜ人類は絵を描いたか ―洞窟画の誕生

第2章

視覚デザインの歴史

(1) すべては絵から始まった

  • 最初の絵は何で描いたか
  • 絵画の必要性
  • なぜ記号化は始まったか
  • マンガの力

(2) 絵画の発達

  • 専門家の出現
  • 挿絵の必要性
  • イラストレーションの独立
  • 写真の発明
  • CGの利用
  • 立体造形の役割

(3) 文字の発達

  • ピクトグラムの誕生
  • 象形文字
  • 表意文字と表音文字
  • 活字の誕生

(4) 各種視覚メディアの成立

  • 二次元メディア
  • 二次元ページメディア
  • Web(インターネット)
  • 映像メディア
  • 三次元メディア
  • 時間メディア

第3章

視覚構成

(1) デザインとは

  • デザインの意図
  • デザインに必要なもの
  • デザインとはメッセージである
  • ターゲットの存在

(2) デザインエレメント

  • 面(形)
  • 立体
  • 空間
  • 時間

(3) メッセージの表現

  • 点による感情表現
  • 線による感情表現
  • 面による感情表現
  • 紋様の意味

(4) 視覚デザインの年表

  • 大量生産とデザイン
  • 広告メディアの発達
  • IT技術とデジタル化への歩み

第4章

視覚心理

(1) 画面と視覚

  • 画面の持つ心理的な側面
  • 分割の意味
  • 空間の意識(ホワイトスペース)

(2) 形の心理

  • 開放と閉鎖
  • 静止とリズム
  • ソフトとシャープ
  • 基本形の心理(◯△□)
  • 優しさと冷たさ
  • デコラティブの魅力
  • シンプルの魅力

(3) 錯視と視せ方

  • 水平と垂直
  • 長さと遠近
  • 虚空間
  • 視覚補整
  • 立体錯視
  • 鳥瞰図
  • スライディング
  • グルーピング

第5章

デザイン基礎技法

(1) 構成手法

  • ポイント(要)
  • バランス(釣り合い)
  • リザナンス(共振)
  • ディスコード(破調)
  • ムーブメント(動き)
  • デフォルメ(変形)
  • インパクト(迫力)
  • アクセント(強調)
  • シンメトリー(対称)
  • 黄金比
  • アングル(角度)
  • コントラスト(対比)

(2) デザイン手法

  • デザインのプロセス
  • アイディアの発想
  • ターゲットの設定と分析
  • 市場調査と分析
  • ラフスケッチ
  • プレゼンテーションの方法
  • 効果予測
  • 効果測定

お詫びと訂正

読者の皆様、ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げるとともに、この場で訂正させていただきます。

P117 下「4 ディスコード(破調)」
【誤】1カ所を切りずらすとそこに波長が生じる。
【正】1カ所を切りずらすとそこに破調が生じる。


P.101
「(1)開放と閉鎖」の下段の図見出し
【誤】開放
【正】閉鎖

修正後の画像は下記の通りです


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