デジタルから印刷までこれ一冊でOK コンピュータの基礎知識からネットワーク、フォント、レイアウト、印刷、製本といった、DTP・印刷にまつわる入力から出力まで、この一冊にギュッと凝縮しています。 1章 印刷物とDTP DTP&印刷の最新動向 印刷側では、印刷技術の進歩によるスキルレスでの人件費削減、印刷工程の数値による標準化など、仕事の効率化と生産性向上がますます求められている。ここではDTPと印刷に関わる最新動向が概観できるように、トピックやキーワードなどをまとめてみた - DTPの登場と進化
- DTPに必要な制作環境
- DTP&印刷の最新動向
- BOOK GUIDE
2章 ハードウェア Flash SSDのしくみ パ ソコンのスピードが確実に向上する、Flash SSDという外部記憶装置の普及が始まっている。ハードディスクと異なり、データの読み書きに物理的な動作を伴わないためとくにランダムアクセスが高速な のが特徴で、OSの起動やアプリケーションソフトの処理速度がアップする。また、消費電力が低く、振動や衝撃にも強いことから、ノート型パソコンにとくに 適しているといえる。 - パソコンの基本的な構成要素
- OSの機能と役割
- Macプラットフォームの現在
- Windowsプラットフォームの現在
- CPUのしくみ
- メモリのしくみ
- ハードディスクのしくみ
- Flash SSDのしくみ
- 液晶ディスプレイのしくみ
- キーボードのしくみ
- ポインティングデバイスのしくみ
- インターフェイスの種類
- 電子パーパーのしくみ
- iPhone 3Gのしくみ
- 光学ドライブのしくみ
- PRODUCT GUIDE
3章 ネットワーク/インターネット Webブラウジングのしくみ Web サーバとWebクライアント(Webブラウザなど)はHTTPやHTTPSプロトコルを使って通信を行う。クライアント(Webブラウザなど)から要求 (リクエスト)がWebサーバに送られ、サーバがそのリクエストに答えて指定された情報(レスポンス)を送信するという形だ。 - ローカルエリアネットワークのしくみ
- LAN内サーバのしくみ
- LANとインターネットをつなぐしくみ
- ワイヤレスネットワーク(無線LAN)のしくみ
- インターネットのしくみ
- サーバを公開するしくみ
- Webブラウジングのしくみ
- Webコンテンツのしくみ
- 電子メールのしくみ
- ウイルス対策のしくみ
- ファイル圧縮と展開のしくみ
- PRODUCT GUIDE
4章 カラーマネージメント 印刷シミュレーションを行う方法 DTP のコンテンツを作成する場合、モニタや手持ちのプリンタで印刷の仕上がりを予測するということは非常に重要だ。キャリブレーションだけでは、デバイス個々 の色再現性の違いのすべてを吸収することはできない。そこでデバイスごとのプロファイルの作成ということが重要になってくる。プロファイルを利用して画面 表示をしたり、プリントアウトをすることにより、画像本来の色を忠実に再現できるようになる。 - 色を数値で表すしくみ
- カラーマネージメントのしくみ
- 印刷シミュレーションを行う方法
- アプリケーションのカラー設定
- プロファイルのしくみ
- PRODUCT GUIDE
5章 デジタル画像 Photoshop CS4の新機能 08 年末に登場したPhotoshop CS4。Windows版では64bit OSに対応したがMacintosh版の64bit化は次バージョンになるなど、大きな改革はないものの、「あると便利」や「こうなってほしかった」と いった細かな部分のブラッシュアップがなされ、さらに便利なグラフィックソフトへと進化している。ここではそのPhotoshop CS4の新機能、進化した機能の中でもDTPユーザーにとってありがたい機能を紹介していこう。 - ビットマップ画像の基礎知識
- デジタルデータへの変換?スキャナのしくみ
- フイルム式カメラのしくみ
- デジタルカメラのしくみ
- RAW画像と現像ソフト
- 画像補正の基礎知識
- Photoshopの機能と特徴
- Photoshop CS4の新機能
- ベクトル画像の基礎知識
- Illustratorの特徴と用途
- Illustratorの基本機能と効果
- Illustrator CS4の新機能
- PRODUCT GUIDE
6章 文字とフォント 文字の大きさを示す単位と変形 DTP で使っている文字や記号の大きさを正確に表す単位は、写植や活版の時代に生まれた。ミリメートル法に基づいた「級数」と「ポイント」は活版時代に、文字の 送りを表す「H(歯)」や文字の幅を変えて文字の大きさを変える方法は写植機の登場とともに生まれたものだ。DTPポイントは、PostScriptポイ ント、 コンピュータポイントと呼ばれ、DTPではこのサイズが標準となっており、活字のポイントとはサイズが異なるということを覚えておこう。 - 活字・活版のしくみ
- 写真植字と電算写植のしくみ
- 書体デザインの要素
- 書体デザインの分類と系統
- 文字の大きさを示す単位と変形
- さまざまな文字コード
- JIS2004に対応したVistaとLeopard
- フォントの分類と名称
- フォントファイルの表示と構成
- CIDフォントとOpenTypeフォントのしくみ
- Mac OS Xのフォントの表示・出力と管理
- フォント形式による機能比較
- 外字とフォントの作成
- SING外字ソリューションのしくみ
- PRODUCT GUIDE
7章 組版・レイアウト レイアウトにおける色の考え方 色 は、人間の視覚や心理に働きかける非常に強い力を持っている。また、人は色に対して何らかの具体的なイメージを持っており、色を見ることで感情や事象など を想起することがある。たとえば、「赤=情熱」、「緑=環境」といった具合にである。人の視覚や心理に影響を与える色の性質を生かすと、レイアウトの印象 も大きく変えることができる。 - DTP制作物の構成要素と名称
- レイアウトにおける写真・文字の考え方
- レイアウトにおける色の考え方
- 版面設計の基礎知識
- レイアウトソフトの役割と機能
- 日本語組版の基礎知識
- XMLと自動組版
- PRODUCT GUIDE
8章 制作環境と互換性 Macハードウェアの現在と互換性 Mac とはアップル社が発売するパソコン製品の総称だ。2006年、パソコンの頭脳とも言えるCPUをそれまで採用していたPowerPCとはまったく異なるイ ンテル製CPUに切り替えた。劇的な変更であるにも関わらず、OSの互換機能のおかげで、さほど大きな問題にならずにスムーズな移行が実現している。高速 で低消費電力なインテルCPUへの移行で、いまなら大半のDTP関係の作業はコンシューマー向け製品でもかなり快適にこなすことができる。ここでは過去の OSとの互換性という視点からMac最新ハードにいたる仕様の変化を総ざらいする。 - 旧Mac OSとMac OS Xの連携、移行
- Macハードウェアの現在と互換性
- Photoshopのバージョン間の互換性
- Illustratorのバージョン間での互換性
- InDesignのバージョン間の互換性
- QuarkXPessのバージョン間の互換性
- 記号類の文字化け回避
- PRODUCT GUIDE
9章 カンプとプルーフ 大判プリンタのしくみ 大 判プリンタの用途は多岐にわたる。まずひとつが、少部数のポスターや店頭POP、デジタルファインアートなどそのまま最終成果物として使用される場合。も うひとつが、色校正や検版など印刷物の中間生成物としても利用される場合だ。仕事によってプリンタに求める能力は異なるが、各メーカーはさまざまなライン アップを用意し、顧客のニーズに応えられるよう機種の拡充を図っている。 - プルーフの基礎知識
- デジタルデータ出力のしくみ
- インクジェットプリンタのしくみ
- レーザープリンタのしくみ
- PostScriptコントローラのしくみ
- 大判プリンタのしくみ
- DDCPのしくみ
- 出力機からみたプルーフ用途の特徴
- PRODUCT GUIDE
10章 プリプレスワークフロー 進化する網点とFMスクリーニング 印 刷は、紙に乗ったインキ量で階調・濃淡を表すが、銀塩写真のように連続的に濃淡が変化するのではなく、インキのつく部分とつかない部分に分けて面積率を変 化させている。この網点の発明により、印刷は安定した大量複製が可能となり、今日のDTPにつながっている。また、銀塩を中心とするアナログ時代では頭の 中でしか考えられなかった独創的な網点形状も、デジタル製版時代には数多く実用化され、さまざまな網点形状が生み出された。 - データ入稿の基礎知識
- 入稿用PDFの作成(PDF/X-1a)
- 印刷用PDF規格 PDF/X
- RGB→CMYK変換のしくみ
- Japan Color(ジャパンカラー)の基礎知識
- 印刷用プロファイルのしくみ
- カラーマネージメントと印刷
- ワークフローRIPの役割
- 進化する網点とFMスクリーニング
- 1bitTIFFのしくみ
- イメージセッタのしくみ
- プレートセッタのしくみ
- CTPとスクリーニング技術
- PRODUCT GUIDE
11章 デジタルプリント 12章 印刷と製本 13章 印刷とエコロジー |