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情報として「色」を伝える手段はいろいろあります。
●言葉、文字で色を相手に伝えるのは困難ですがおおまかな色は赤、緑、青等の色 名で伝えることができます。また、もう少し詳しく伝えたいときは「もみじの赤」とか、「芝生の緑」、「空の青」等、形容詞をつけて説明できます。また、具 体的な例のある色ならば、もう少し正確な伝え方として「山手線の緑」、「ハイライトの青」、「ピースの紺」等具体的で誰でも知っている物の色を表現するこ ともできます。ただし、これらの「色」の表現は「常識色」といって誰もが意識のうちにあるある程度あいまいな範囲の色です。
● 正確に文字で色を伝えるとなると専門的な知識が必要になってきます。「色」には固有の「値」で示す方法があります。この値を「色値」といいます。 L*a*b*値等がそれで正確に色を表すことができ、色と色の差値を求めることもできます。ただし、これを使うときには正確に管理された測色計や専門的な 知識が必要になってきますので学問的に色を扱う人々の伝達方法といってよいでしょう。
●手軽に、しかも、正確に「色」を伝えるには、やはり、「一目瞭然」な、見本を添付することが一番です。そこで登場するのが、実物見本、カラーチップ等の色見本です。
●印刷を代表とした、正確な色再現が必要なプロセスにはこの色見本が欠かせません。
●DICからーガイドは色見本帳のスタンダードとして、全国に普及しています。
●世界にも類を見ない正確な色再現がされた色見本用のチップです。
●ページ順はDICナンバー順になっています。
●4巻はNo.2001〜2240で「パステルトーンの色調」として配列されています。
●5巻はNo.2241〜2481で「アンティックな色調」として配列されています。
●6巻はNo.2482〜2638で「ビビッドな色調」として配列されています。
●別冊にて、カラーセレクタがついています。この冊子には使用した基準インクとその配合比率(重量比)が各色ごとに記載してあります。
●プロセス4色で表現するために「プロセス4原色インキ・アミ点データ」が一覧表形式で各巻末に表記されています。
●各色ミシン目が入っていて11枚のチップ(60×13mm)にちぎれるようになっています。
●チップは色指定紙、指示書等に貼り付け添付してご使用することにより正確な色指定ができます。
●各冊子は右上部をビス止めしてあり、そこを支点に扇状に開くようになっていて視覚的な色の検索性に優れています。
●姉妹品に、デジタル版のカラーガイド「Color Train」が用意されていますのでシリーズの掲載色がパソコンでご利用いただけます。 |